今回は少し変わったお仕事をさせていただいたので、そちらをご報告します。
こちらのお客様は弊社での建築ではございませんが、縁あってお仕事をいくつかさせていただいてきております。
そんな中、玄関の無垢柱の根元が割れてきてしまい、何とか見た目を良くできないかというご相談がありました。
ご覧の通り経年変化により根本付近から割れが発生してしまい、剥離が始まっています。
この独立柱は玄関庇とその上に本宅の梁桁を支えていて取替は非常に手間がかかり、柱の交換は予算的に厳しい。
そんな訳で柱の根元を切り束石を大きなものに取り換える方法にしました。
着工前に独立柱がジャッキアップで浮くかの確認の後、施工の準備をします。
写真には収めておりませんが事前に基準墨を取り、トラック用のダルマジャッキで柱を浮かせ既存束石周辺を斫ります。
今回、玄関ポーチがコンクリート金コテ仕上げであったのが幸いでした。
比較的自由な範囲を解体でき、十分かつ最小限度の斫りで済みました。
既存の独立基礎が露出した際に新しい束石の高さからカット位置を出し、柱を切ります。
その後位置合わせしてジャッキを戻します。
納まりが良ければ斫った所をセメントで埋め戻して完了です。
セメントは打設後に水浮き等で仕上げ面が下がるため、2日に分けて施工。
無事完了しました。
本当は玄関ポーチを全面的に塗り直すと良いのですが、諸事情によりここまでで完了です。
コメントをお書きください