霊光山 明鏡寺 は岐阜県加茂郡八百津町にある臨済宗妙心寺派の寺院です。
本寺院の観音堂は国の重要文化財にしていされています。
創建は文和2年(1353年)、建長寺14世頑石曇生が鎌倉幕府6代将軍宗尊親王の菩提を弔うために玉堂曇球を開山として創建した。
寺号は念持仏に鏡が埋め込まれていたことに由来するのだが、念持仏は寺に安置される事はなかった。理由は不明である。(Wikipediaより抜粋)
さてさて、堅苦しい説明はこのくらいにして、、、
ナビに従って進んでいったところ・・・明鏡寺の地点を通り過ぎてしまい、こちらに到着してしまいました。
後々調べてみてわかったのですが、こちらも明鏡寺のお堂で「大師堂」のようでした。
四国88か所を結願した者としては、大師堂はなんとなく懐かしい感じがして思わずお遍路していた時を思い出してしまいます。事前に妙心寺派のお寺と聞いていたのでここに着いた時は全く別のお寺のお堂と思いつつ参拝していたのでした。
大師堂の建造時期についてはよく調べていないのですがとにかく彫刻がすごい!!
これでもかといったくらいの彫刻。
上の様な彫刻が至る所にあり、このお寺の影響力大きさが伺えます。
彫刻にびっくりしつつお目当ての観音堂を求めて移動します。
少し来た道を戻り小さな脇道に入っていくと、、、ありました。
脇にある駐車場に車を停め山門に向かうと門の向こうにお目当ての観音堂が見えます。
はやる気持ちをぐっと抑え門をくぐるとカメに蓮が栽培されており、その葉がそよ風にゆらゆらとゆらいでます。
その蓮をみつつ迂回していくと・・・
やっと会えました。茅葺の美しいお堂です。
そのたたずまいを楽しんだら、近付いてみます。
茅葺屋根の造りと梁桁の造りが美しいですね。
それ以上に欄間の造形も面白いです。
そして足元をみると柱の根本や扉の軸受けの細工もいい感じにシンプルな彫刻が施されてこちらもいい感じです。しかし、この柱はどの様に組んであるんでしょう・・・ただ乗っているだけとは思えません・・・
そんな事を考えつつ重要文化財の観音堂を後にするのでした。
観音堂の後ろ一段高い所には不動堂が鎮座されています。
こちらは特に文化財としての指定はないのですが、こちらもなかなかのたたずまい(^^)
明鏡寺さんはこの他本堂と弁天さんがお祀りしていると思われる祠があるだけなのですが、見どころ満載なお寺さんでした。